Japanische Klassiker mit Furigana
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あだうたれげさく
仇討たれ戯作
林 不忘
Lesen Sie 仇討たれ戯作 (あだうたれげさく) von 林 不忘 (はやしふぼう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 10.726 Zeichen · 21 Bildschirme
」
と三馬は青筋を立ててそのとおり「雑記」にも書いた。
「春亭は曲のねえ、恩を知らねえ男だ。」
とも言った。が、春亭にしてみれば、京伝のはお夏清十郎の華やかな明るい場面だのに、三馬の「於竹大日」はのべつに出てくる幽霊と暗い陰惨な世界の連続なので嫌気がさしてしまったのだった。
「於竹大日」のあらすじはこうである。
藪だたみの泥助という賊に傷つけられたのが因で奥州の百姓亀四郎は癩病になる。遺されたお竹は大層な孝女だが、父亀四郎の死骸は悪鬼に掴み去られてしまう。お竹は邪慳な母お鶴の病いを癒さんと夜詣りをして雪中に凍えていると、地蔵菩薩に助けられて地獄をめぐって生き返る。それからいろいろなことがあって話は賊の泥助を追って甲州へ飛び、伏見へ走り、さまざまな事件と人物があらわれた後、亡魂がお竹を大日如来と崇め、十念を受けて初めて成仏するなどというぱっとしない作柄で、表紙から裏表紙まで亡霊と血痕でうんざりするような作品であった。それで春亭も気が進まなかったのだが、三馬と春亭が白眼み合っては出版元が困るから付木店の摺物師山本長兵衛という人が仲人となってこの戯作出入りを扱うことになった。