Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

かたきうちきょうだいがさ

仇討姉妹笠

国枝 史郎

Lesen Sie 仇討姉妹笠 (かたきうちきょうだいがさ) von 国枝 史郎 (くにえだしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 80.178 Zeichen · 159 Bildschirme

Aozora Bunko

「まあ淀屋の? 淀辰のねえ」

「それをどうして知ったものか、松浦頼母が知りまして、美貌の弟の主馬之進を進め、わたし達のご両親に接近させ、そのあげくにお父様を、あのような手段で非業に死なせ、お母様を誑かし、わたし達の家へ入婿になり……」

「おおなるほどそうなのかえ、そうして財産の隠匿場所を……」

「そうなのですそうなのです、時々やって来る頼母と一緒に、主馬之進めはその隠匿場所を……」

「発見そうとしているのだねえ。……そう聞いてみれば松浦頼母めが、お父様の敵の元兇なのだねえ。……ああそれでやっとわたしには解った。何でお前がこのような所へ、こんな田安様のお屋敷内へ、忍び込んで来たのかと不思議だったが、では頼母を殺そうとして……」

「いいえお姉様わたしはそれ前に、ここのお腰元のお八重様のお命を……それよりお姉様こそどうしてここへ?」

「ここのご家臣の山岸主税様の、お命をお助けいたそうとねえ……」

こうして姉妹は各自の目的を――この夜この屋敷内へ忍び込んだ、その目的を話し出したが、この頃主税とお八重とは、どんな有様であるのであろう?

崩折れる美女

主税とお八重とは依然として、松浦頼母の屋敷の部屋に、縄目の恥辱を受けながら、二人だけで向かい合っていた。