Japanische Klassiker mit Furigana
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こんじゃくばなしサンドイッチへいだん
今昔ばなし抱合兵団
海野 十三
Lesen Sie 今昔ばなし抱合兵団 (こんじゃくばなしサンドイッチへいだん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 10.504 Zeichen · 21 Bildschirme
「それは、いつもと違っている筈だ。今日アメリカ軍が使っている爆弾は液体爆弾なんだ」
「液体爆弾? そんなものは初めて聞いたが、それは一体どんなものかね」
「つまり、アメリカが深い地下街爆撃用にと新たに作った爆弾で、A種弾とB種弾と二つに分れているんだ。まず初めにA種弾をどんどん墜とすのさ。すると爆弾は土中で爆発すると、中からA液が出て来て、それが地隙や土壌の隙間や通路などを通って、どんどん地中深く浸透してくるのさ。ちょうど砂地に大雨が降ると、たちまち水が地中深く滲みこんでいくようなものさ」
「なるほど。そして、そのA液は滲み込むと、爆発するのかね」
「いいや、A液だけでは、爆発はしないのだ。暫く時間を置いて、丁度A液がうまく浸みこんだ頃合を見はからって、こんどはB液の入ったB種弾が投下されるのだ。このB液も、さっきのA液と同様に、地下深く浸みこんでいくが、どこかで先に滲みこんでいるA液と出会うと、そこでたちまち、猛烈な化学反応が起って大爆裂をするというわけだ。おそろしい発明だよ、液体爆弾というやつは」
「ふーん、考えたもんだね。すると、われわれも今までのように、地下百メートルのところにあるからといって安心していられないわけだな」