Japanische Klassiker mit Furigana
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はいくとはどんなものか
俳句とはどんなものか
高浜 虚子
Lesen Sie 俳句とはどんなものか (はいくとはどんなものか) von 高浜 虚子 (たかはまきょし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 51.046 Zeichen · 99 Bildschirme
なおこれと同じような理由のもとに、必ずしも「春」の字のくっついたものでなくとも季題を重ね用うることが無用な場合もほかにないではありませんが、それは大方実際の句についてみないと明白に是非をいうことができませんからここには略します。また「春」の字のくっついた季題のものでも時と場合によっては他の季題と重ね用いても差し支えのないことがあります。これも実例について言わねばなりませんからここに略します。また春季と夏季との季重なり、冬季と春季との季重なりというような場合も往々にしてあります。それらも大体においてさしつかえないものとお認めを願います。それで私は従来の俳句の規則にさからって、一つ断案を下しておきます。
八 季重なりは俳句において重大な問題ではありません
さてこの嵐雪の句における季題「梅」と「暖か」の季重なりはやはりそれほど重大ではありません。
草臥て宿かる頃や藤の花 芭蕉
芭蕉はほとんど雲水の僧同様日本国中を行脚して廻った人で、この句もその旅行の句であります。今日も何里かの道を歩いたのでもう大分くたびれた、あたかも人家のある所に出たので、一つこの家に今宵一夜の宿を乞おうと思う心が動いた、その時前の山かその家の軒端かに静かに長く垂れている藤の花に目がとまった、というのであります。