Japanische Klassiker mit Furigana
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はいくとはどんなものか
俳句とはどんなものか
高浜 虚子
Lesen Sie 俳句とはどんなものか (はいくとはどんなものか) von 高浜 虚子 (たかはまきょし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 51.046 Zeichen · 99 Bildschirme
ので、澄むという心持が冬よりも強い、これが特に秋の空の澄み渡るのを賞翫するのであります。
ちょっと途中ですが、ここで一言しておきたいのは前にも(11)でことわっておきましたように、俳句の季題には事実ということよりもむしろ感じということを主としてきめたものが多うございます。すなわち事実からいうと一番日が長くって夜の短いのは夏でありますから「日永」「短夜」共に夏の季題とすべきでありますが、その「日永」の方は春の季題になっています。というのはだんだんと日の永くなってくる時の方が日の永くなった頂上よりもかえって「日永」という感じを強く受けるし、その上夏は暑さに苦しんでその日永の心持を味わういとまがないのに反し、春は長閑に快適にその心持を味わうことができるところから自然春季のものとなっているのであります。これは何も俳句が特にこうきめたというわけでなく、人間の感情が自然自然こういうふうに天然の興味を受け入れるのであります。夜長の方も同じことですでに「短日」を冬とする以上「夜長」も冬であるべきであるが、夜長の感じはかえって秋において強いのであります。
いま一、二の例をあげてこの心持をもっと明瞭に説明しておこうと思います。