Japanische Klassiker mit Furigana
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はいくはかくかいしかくあじわう
俳句はかく解しかく味う
高浜 虚子
Lesen Sie 俳句はかく解しかく味う (はいくはかくかいしかくあじわう) von 高浜 虚子 (たかはまきょし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 73.016 Zeichen · 144 Bildschirme
そういうような年取った人形遣いが、春の寒さに風邪を引いて咳入っておるというのである。あるいは作者の意は年は取っていなくってもいいので、とにかく今の世にはやや時代遅れの職に携っている男が、春の寒さに風邪をひいているというところに同情があるのかも知れぬ。句の上に老人というのは明らかに出ているわけではないのであるから、その方の解でもよかろうと思う。年齢は老人でなくっても時代遅れの職業に携っている男というのがやはり老人同様の佗びしい感じを抱かせるのである。そうして一つ忘れることの出来ぬことは、そういう佗びしい人間ではあるが、もともと艶な人形遣いであるというのが、同じ寒さに風邪をひくにしても、厳冬の寒さよりは春さきの寒さにひいたという方が、その艶な心持によくそうのである。こういう点は見逃すことの出来ぬ点である。
行春やあまり短き返り事 水巴
行春というのは春の末のことで、春を生物の如く考え、その春がもう行ってしまうという所から行春と言ったのである。それを生物の如く見るところに春に対する愛惜の情が十分に在るのである。さてこの句意は、その春の末に或人のもとに何か用事があって手紙を出した。