Japanische Klassiker mit Furigana
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ぼくがかわいがるから
僕がかわいがるから
小川 未明
Lesen Sie 僕がかわいがるから (ぼくがかわいがるから) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 2.056 Zeichen · 5 Bildschirme
「え、伝書ばとを飼ってくれるの?」と、正ちゃんは、目をかがやかしました。
「ええ、鳥屋へいって、買ってきてあげますよ。」
「二輪車とミットと伝書ばとを買ってくれない?」と、正ちゃんは、大いに欲張りました。
「さあ、お父さんが、なんとおっしゃるかしれませんけれど、そうしたら、正ちゃんは、クロを捨ててしまいますね?」と、お母さんは、念を押されました。
「どうしても、クロを捨ててしまうの、かわいそうだなあ。だれかにやってしまえばいいではないか。」と、正ちゃんは、考えていました。
「それは、聞いてみますが、あんなに大きくなった犬をだれも、もらうものはないでしょう。遠くへつれていって、置いてくるのですね。」
このとき、正ちゃんは、クロと約束したことを思い出しました。僕は、おまえをかわいがってやるからといったことを思い出しました。
「僕、いやだ、やはり、クロを飼っておく。」と、きっぱりといいました。
「伝書ばとはいらないんですね。」と、お母さんが、おっしゃいました。
伝書ばとときくと、正ちゃんは、また迷ってしまいました。犬もいいが、あのかわいらしい目をしたはともほしかったのです。