Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ぼくたちはあいするけれど
僕たちは愛するけれど
小川 未明
Lesen Sie 僕たちは愛するけれど (ぼくたちはあいするけれど) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 2.937 Zeichen · 6 Bildschirme
やはり、しかたがないから、そのたびに捨てなくてはなりません。だから、はじめから飼わんほうがいいのです。」
誠さんは、お父さんのおっしゃることをきくと、なるほどそうかもしれないと思いましたが、いまさら、この子ねこをどうするわけにもいきませんでした。
「お父さん、そんなことをいっても、このねこを捨てれば、死んでしまいますよ。僕、そんなことはできません。」といいました。
「困ったなあ。」と、お父さんは、考えていられました。ちょうど、そこへ、米屋さんが、
「たいそう、おそくなりまして。」といって、お米をとどけにきて、この話をききますと、
「雌でもかまいませんから、私にくださいませんか、ねずみがいてしようがないのです。」といって、とうとう米屋さんが、ふところに入れて帰りました。
誠さんは、やっとこれで思いを達して、喜びましたが、こんどのことで、僕たちは、ほんとうに愛するけれど、大人たちは、生きている動物をかわいそうに思い、かわいがるというよりか、気まぐれや、都合で、飼ったり、また捨てたりしていることを知りました。