Japanische Klassiker mit Furigana
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わかれたるつまにおくるてがみ
別れたる妻に送る手紙
近松 秋江
Lesen Sie 別れたる妻に送る手紙 (わかれたるつまにおくるてがみ) von 近松 秋江 (ちかまつしゅうこう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 51.985 Zeichen · 103 Bildschirme
矢張りまた前年のように浜町か蠣殻町らしいの。……あの人のは三十を過ぎてから覚えた道楽だから、もう一生止まない。だから愛想が尽きて了う。』ッて、お雪さんが自分でそう言っていました。……雪岡さん、本当に悪いことは言わないから淫売婦なんかお止しなさい。あなたの男が下るばかりだから。」と思い掛けもないことを言う。
「へーえッ……驚いたねえ! お雪が、そう言った。不思議だ! ※(「言+墟のつくり」、第4水準2-88-74)だろう。おばさん可い加減なことを言っているんでしょう。お雪が其様なことを知っている理由がないもの。……」
「不思議でしょう! ……あなた此の頃、頭髪に付ける香油かなんか買って来たでしょう。ちゃんと机の上に瓶が置いてあるというではありませんか。そうして鏡を見ては頭髪を梳いているでしょう。」婆さんは、若い者と違って、別段に冷かすなどという風もなく、そういうことにも言い馴れた、という風に、初めから終まで同じような句調で、落着き払って、柔らかに言う。
「へーえッ! 其様なことまで! 何うしてそれが分ったでしょう?」
「それから女の処から屡く手紙が来るというではありませんか。