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Japanische Klassiker mit Furigana

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ほくとちょう

北斗帖

違星 北斗

Lesen Sie 北斗帖 (ほくとちょう) von 違星 北斗 (いぼしほくと) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 4.108 Zeichen · 9 Bildschirme

Aozora Bunko

滅亡に瀕するアイヌ民族に

せめては生きよ俺の此の歌

ウタリーは何故滅び行く空想の

夢より覚めて泣いた一宵

単純な民族性を深刻に

マキリもて彫るアイヌの細工

アイヌには熊と角力を取る様な

者もあるだろ数の中には

悪辣で栄えるよりは正直で

亡びるアイヌ勝利者なるか

俺の前でアイヌの悪口言いかねて

どぎまぎしてる態の可笑しさ

うっかりとアイヌ嘲り俺の前

きまり悪気に言い直しする

アイヌと云う新しくよい概念を

内地の人に与えたく思う

誰一人知って呉れぬと思ったに

慰めくれる友の嬉しさ

夜もすがら久しかぶりに語らいて

友の思想の進みしを見る

淋しさを慰め合って湯の中に

浸れる友の赤い顔見る

カムチャッカの話しながら林檎一つを

二つに割りて仲よく食うた

母と子と言い争うて居る友は

病む事久し荒んだ心

それにまた遣瀬なかろう淋しかろう

可哀そうだよ肺を病む友

おとなしい惣次郎君銅鑼声で

「カムチャッカでなあ」と語り続ける

久々に荒い仕事をする俺の

てのひら一ぱい痛いまめ出た

働いて空腹に食う飯の味

ほんとにうまい三平汁吸う

骨折れる仕事も慣れて一升飯

けろりと食べる俺にたまげた

一升飯食える