Japanische Klassiker mit Furigana
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きたかぜにたこはあがる
北風にたこは上がる
小川 未明
Lesen Sie 北風にたこは上がる (きたかぜにたこはあがる) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 4.249 Zeichen · 9 Bildschirme
「あ、あれか。」と、賢二は思いましたが、
「なんでもないんですよ。」と、賢二は答えました。
「そうか、ちょうど、活動写真をまわしているようにきこえるから。」と、おじさんは、いいました。
かつて、秀夫くんの家にも、活動写真機があって、みんながいって、よく見たのですが、あまりひどくハンドルをまわしすぎて、ついにいまでは、その機械は、役にたたなくなってしまったのです。おじさんは、たぶん、自分の家にあった、その機械のことを思い出したのでしょう。
「お姉さんが、なにかお料理を造っているのです。」と、賢二は、答えました。
このごろ、てんぴを新しく買ったので、お姉さんは、しきりにいろいろのお料理を造るのだけれど、あまりうまくいかなかったのです。そんなことを思うと賢二は、ちょっと苦笑せずにはいられませんでした。
おじさんは、また、どんな料理かと思ったのでしょう。合点がいかぬというような顔つきをして、
「ふうーん。」といって、そのまま空を仰いで、秀夫くんの上げているたこを見ていましたが、そのうち、お家へ入ってしまいました。
「秀夫くん、あとで、遊びにおいでよ。かるたとりするからね。