Japanische Klassiker mit Furigana
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きたかぜにたこはあがる
北風にたこは上がる
小川 未明
Lesen Sie 北風にたこは上がる (きたかぜにたこはあがる) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 4.249 Zeichen · 9 Bildschirme
」といいましたので、お母さんは、
「それは、あたりまえですよ。あんたは、学校へいって、ならってきたお料理さえ満足にできないではありませんか。」といって、おしかりになりました。お姉さんは、だまってしまいました。
二、三日前には、賢二くんが、自分のたこを買うのに自分でいかず、女中のきよを使いにやったばかりに、具合のいいたこが手に入らなくて、上げると、すぐにぐるぐるとまわって、木の枝にかけてしまったのでした。そのとき、彼は、家へ帰って、
「あんな、わるいたこを買ってくる、ばかがあるものか。」と、きよに小言をいったのでした。すると、きょう、お姉さんが、しかられたように、お母さんから、
「なんで、きよが、たこの善悪なんか知るものですか。自分で買いにいくべきものを、横着をするから、そんなことになったのです。もう、あんたには、たこを買ってあげません。」といって、しかられました。それで、今日まで、たこを持たずにいるので、外へ出ても、ただ秀夫くんらの上げているたこを、ぼんやりとながめていたのでした。
姉弟は、自分たちのおへやへ入ると、まず、お姉さんが、
「お母さんは、きよの味方ばかりしていらっしゃるんだわ。