Japanische Klassiker mit Furigana
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じゅうにしこう
十二支考(上)〔全2冊〕
南方 熊楠
Lesen Sie 十二支考(上)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) von 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 290.735 Zeichen · 566 Bildschirme
ここを以て治めば、病愈えずということなし、という。果して言うところのごとくに、治めて差えずということなし。得志、恒にその針を以て柱の中に隠し置けり。後に、虎、その柱を折りて、針を取りて走去げぬ。高麗国、得志が帰らんと欲う意を知りて、毒を与えて殺す」と〉。似た譚が支那にもある。いわく、〈会稽余姚の人銭祐、夜屋後に出で、虎の取るところと為る、十八日すなわち自ら還り、説くに虎初め取る時、一官府に至り、一人几に憑るを見る、形貌壮偉、侍従四十人、いいて曰く、われ汝をして数術の法を知らしめんと欲すと、留まること十五日、昼夜諸の要術を語る、祐法を受け畢り、人をして送り出ださしめ、家に還るを得、大いに卜占を知り、幽にして験せざるなく年を経てすなわち死し、異苑を出づ〉と。支那説に〈虎衝破を知る、能く地を画し奇偶を観る、以て食を卜し、今人これに効う、これを虎卜という〉。またいわく、〈虎行くに、爪を以て地を※(「土へん+斥」、第3水準1-15-41)り食を卜す〉。安南人の説に、人が虎に啖わるるは、前世から定まった因業で遁れ得ない。その人前生に虎肉を食ったか、前身犬や豚だった者を、閻魔王がその悪む家へ生まれさせたのだ。