Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

じゅうにしこう

十二支考(上)〔全2冊〕

南方 熊楠

Lesen Sie 十二支考(上)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) von 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 290.735 Zeichen · 566 Bildschirme

Aozora Bunko

前に述べた川村竹治などはまるで較べ物にならぬ、その後プリニウスを読むと八巻三十五章に蛇が土と同色でその形を隠す事は一汎に知らる、九巻四八章に章魚居処に随って色を変ずとあった。

『本草啓蒙』に「兎の性狡にして棲所の穴その道一ならず、猟人一道を燻れば他道に遁れ去る、故に『戦国策』に〈狡兎三窟ありわずかにその死を免れ得るのみ〉という」。兎は後脚が長くてすこぶる迅く走りその毛色が住所の土や草の色と至って紛らわしき上に至って黠く、細心して観察した人の説にその狡智狐に駕すという。例せば兎能く猟犬がその跡を尋ぬる法を知り極めて巧みに走って蹟を晦ます。時として長距離を前み奔って後同じ道筋を跡へ戻る事数百ヤードにしてたちまち横の方へ高跳して静かに匿れ居ると犬知らず前へ行ってしまう。その時兎たちまち元の道へ跳ね戻り犬と反対の方へ逃れ去る。また自分の足に最も適し、犬の足に極めて不利な地を択んで走る事妙なり(ウッド、同前)。されば米国の黒人は兎を食えばその通り狡黠敏捷になると信じ(オエン、二三〇頁)、アフリカのバンツ人の俗譚に兎動物中の最も奸智あるものたれば実際を知らざる者これを聞書する時スングラ(兎)を狐と誤訳した(一九〇六年ワーナー『英領中央亜非利加土人篇』