Japanische Klassiker mit Furigana
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じゅうにしこう
十二支考(上)〔全2冊〕
南方 熊楠
Lesen Sie 十二支考(上)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) von 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 290.735 Zeichen · 566 Bildschirme
時、居士女極めて渇仰して明鏡を塔の相輪中に繋ぎ、願わくはこの功徳もて後身世々わがある所の室処光明照耀日光のごとく、身に随れて出ん事をと念じた。その女の後身が妙光女で、願の趣聞き届けられて、居所室内明照日光のごとくだった。かく赫耀ながら幾度も転生る中、梵授王の世に、婆羅尼斯城の婬女に生まれ賢善と名づけ、顔容端正人の見るを楽ぶ。ところで予て王の舅と交通した。ある時五百の牧牛人芳園で宴会し、何とよほど面白いが、少女の共に交歓すべきを欠くは残念だ、一人呼んで来るが好い、誰が宜ろうと言うと、皆賢善女賛成と一決し、呼びに行くと、かの婬女金銭千文くれりゃ行こう、くれずば往かぬというたので、まず五百金銭を与えて歓を得、戯れ済んでまた五百金銭を渡せば如何といい、婬女承諾して五百銭を受け、汝ら先往きて待ちおれ、我飾して後より行こうという。衆去りて後婬女われかく多勢を相手に戯れては命が続かぬ、何とか脱れようをと案じて、かつて相識った王舅に憑みて救済を乞わんと決心し、婢をして告げしめしは、かくかくの次第で、妾迂闊の難題を承諾したが、何が何でも五百人は一身で引き受けがたい、さりとて破談にせば倍にして金を返さにゃならず、何とか銭も返さず身をも損ぜぬ