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Japanische Klassiker mit Furigana

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じゅうにしこう

十二支考(上)〔全2冊〕

南方 熊楠

Lesen Sie 十二支考(上)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) von 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 290.735 Zeichen · 566 Bildschirme

Aozora Bunko

、第3水準1-94-55)いかな小溜水にも潜み居ると言い、パーキンスの『亜比西尼住記』二十三章に、※(「魚+王の中の空白部に口が四つ」、第3水準1-94-55)その住むべき水より、遠距離なる井の中に住んで毎度羊を啖いしが、最後に水汲みに来た少女を捉り懸りて露われ殺された由見ゆ。支那書に見ゆる蟄竜や竜、井の中に見われた譚は、こんな事実を大層に伝えたなるべし。それからトザーの『土耳其高地の研究』巻二に、近世リチュアニア、セルビア、ギリシア等で、竜は竜の実なく一種の巨人采薪狩猟を事とし、人肉を食うものとなり居るも、比隣のワラキア人はやはり翼と利爪あり、焔と疫気を吐く動物としおる由を言い、件の竜てふ巨人に係る昔話を載す。ラザルスてふ靴工、蜜を嘗めるところへ蠅集まるを一打ちに四十疋殺し、刀を作って一撃殺四十と銘し、武者修業に出で泉の側に睡る。その辺に棲める竜かの刀銘を読んで仰天し、ラ寤むるを俟ちて請いて兄弟分と為る、竜夥の習い、毎日順番に一人ずつ、木を伐り水汲みに往く、やがてラが水汲みに当ると、竜の用うる桶一つが五十ガロン入り故、空ながら持ち行くに困苦を極む、いわんや水を満たしては持ち帰るべき見込みなし、因って一計を案じ、泉の周囲を掘り廻る。