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Japanische Klassiker mit Furigana

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じゅうにしこう

十二支考(上)〔全2冊〕

南方 熊楠

Lesen Sie 十二支考(上)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) von 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 290.735 Zeichen · 566 Bildschirme

Aozora Bunko

、第4水準2-5-82)せらるるところとならずや〉、風雨やんでかの竜一年少梵志に化し、仏を拝し法に帰した、これ畜生が仏法に入った首だと見ゆ。

帽蛇(第四図)は誰も知るごとく南アジアからインド洋島に広く産する蛇で、身長六フィート周囲六インチに達し、牙に大毒あるもむやみに人を噛まず、頭に近き肚骨特に長く、餌を瞰いまた笛声を聴く時、それを拡げると喉が団扇のように脹れ、惣身の三分一を竪てて嘯く、その状極めて畏敬すべきところからインド人古来これを神とし、今も卑民のほかこれを殺さず。卑民これを殺さば必ず礼を以て火葬し、そのやむをえざるに出でしを陳謝す。一八九六年版、クルックの『北印度俗間宗教および民俗誌』二巻一二二頁に拠れば、その頃西北諸州のみに、那伽すなわち帽蛇崇拝徒二万五千人もあった。昔アリア種がインドに攻め入った時、那伽種この辺に栄え、帽蛇を族霊としてその子孫と称しいた。すなわち竜種と漢訳された民族で、ついにアリア人に服して劣等部落となった。件の畜生中第一に仏法に帰依した竜王とは、この竜種の酋長を指したであろう。俗伝にはかの時仏竜王が己れを蓋いくれたを懌び、礼に何を遣ろうかと問うと、われら竜族は常に金翅鳥に食わるるから、以後食われぬ