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Japanische Klassiker mit Furigana

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じゅうにしこう

十二支考(上)〔全2冊〕

南方 熊楠

Lesen Sie 十二支考(上)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) von 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 290.735 Zeichen · 566 Bildschirme

Aozora Bunko

に保食神の目に、馬牛の化れる事をいえり、『日本紀』神代巻に、駮駒をいえり、これ神代より馬あり、二条良基の『嵯峨野物語』に、馬は昔唐国より渡りし時、耳の獣という、すべて稀なりしかば、帝王の御気色よき大臣公卿のほかは乗る事なし、されば良家と書いては、馬人と訓むといえり、篤信いわく、馬は神代よりありて、後代に唐より良馬渡りしにやと。『後漢書』東夷列伝に、〈倭韓の東南大海中にあり云々、その地おおむね会稽東冶の東にあり、朱崖耳と相近く、故にその法俗多く同じ云々、土気温暖、冬夏菜茹を生じ牛馬虎豹羊鵲なし〉。いかにも日本古来虎豹なく、羊は後世入ったが、今に多く殖えず、鵲は両肥両筑に多いと聞けど昔もそうだったか知らぬ。

篤信が引いた『旧事記』は怪しい物となし措くも、保食神の頂より牛馬化り出しと神代巻一書に見え、天斑馬の事と、日子遅神、片手を馬鞍に掛けて出雲より倭国に上った事とを『古事記』に載すれば(『古今要覧稿』五〇九)、〈牛馬なし〉と書いた『後漢書』は、まるで信られぬようだが、この他に史実に合った事ども多く載せ居る故、一概に疑う事もならず、地理の詳細ちょっと分りにくいが、朱崖※(「にんべん+擔のつくり」