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Japanische Klassiker mit Furigana

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じゅうにしこう

十二支考(上)〔全2冊〕

南方 熊楠

Lesen Sie 十二支考(上)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) von 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 290.735 Zeichen · 566 Bildschirme

Aozora Bunko

二〇九頁)。トダ人水牛を失う時は、術士私かに石三つ拾い夜分牛舎の前に往き、祖神に虎の歯牙を縛りまた熊豪猪等をも制せん事を祈り、かの三石を布片に裹み舎の屋裏に匿すと、水牛必ず翌日自ら還る。たとい林中に留まるも石屋裏にある間は虎これを害せず、水牛帰って後石を取り捨つ(リヴァースの『トダ人族篇』二六七頁)。ブランダ人虎を制する呪を二つスキートおよびプラグデンの『巫来半島異教民種篇』に載せた、その一つは「身を重くする呪を誦えたから虎這う森の樹株に固着て人の頭を嫌いになれ、後脚に土重く附き前足に石重く附いて歩けぬようになれ、かく身を重くする呪を誦えたから我は七重の城に護らるる同然だ」という意である。

同書に拠るとマレー半島には飼犬また蛙が虎の元祖だったという未開民がある。ブランダ人言う、最初虎に条紋なかったが川岸に生えるケヌダイ樹の汁肉多き果が落ちて虎に中り潰れ虎を汚して条紋を成したと。『本草』に海中の虎鯊能く虎に変ずとある。一八四六年カンニングハム大尉の『印度ラダック通過記』に今日アルモラー城ある地で往古クリアン・チャンド王が狩すると兎一疋林中に逃げ入って虎と化けた。