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Japanische Klassiker mit Furigana

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じゅうにしこう

十二支考(下)〔全2冊〕

南方 熊楠

Lesen Sie 十二支考(下)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) von 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 251.906 Zeichen · 495 Bildschirme

Aozora Bunko

子の日の神将名は毘羯羅、これは毘沙門や大黒と別口の神で、中央アジアで支那の十二支をインド出の十二神に配して拵えたものと見える。

かく鼠が神の使となって人を苦しむるよりこれを静めんとて禁厭を行うたり、甚だしきは神と斎き祈った例もある。クルックの『北印度の俗教』一巻七三頁に、アーマドナガールで四、五月の交二村の童子石を打って闘う。この行事を廃すれば雨ふらず、もし雨ふれば鼠大いに生じて田を荒すと。わが邦に昔行われた印地打ちだ。『日吉社神道秘密記』に鼠の祠は子の神なり、御神体鼠の面、俗形烏帽子狩衣、伝説に昔皇子誕生あるべきよう三井寺の頼豪阿闍梨に勅定あり、百社祈って御誕生あり、頼豪に何でも望みをかなえやろうと仰せられ、すなわち請うて三井寺に戒壇を立つ、叡山から極力これを阻んで事ついにやんだので、豪、面目を失い、死して四歳の皇子を取り殺し、自ら三千の鼠となって叡山を襲い、経典を食い破ったので、神に斎き祀ってこれを鎮めたのだと。『さへづり草』むしの夢の巻にいわく、寛文二年印本『江戸名所記』に根津権現社は大黒神を祭るなり、根津とは鼠の謂れにて、鼠は大黒神の使者なれば絵馬などにも多く鼠を画きたりとあって、不寝権現と書せり、また貞享四年印本『江戸鹿子』