Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
じゅうにしこう
十二支考(下)〔全2冊〕
南方 熊楠
Lesen Sie 十二支考(下)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) von 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 251.906 Zeichen · 495 Bildschirme
御者王に白す、還って安眠せよ、また驚くなかれ、長生王の子長摩納実は某なりと。王命じて車を御せしめ王宮に還り御者の罪を議するに、まず手足を截ちて後殺すべしの、その皮を生剥ぎにすべしの、火で炙った矢で射るべしのと諸大臣が申す。王この御者は長生王の太子なり。その復仇を中止して我を免したればこそ我生き居るなれ、卿ら悪意を生ぜざれとして一女を長摩納に妻わせ拘薩羅国王に立てたとある(『出曜経』十一、『四分律』四三を参酌す)。従来誰も気付かぬようだが、この物語のうち長摩納に剣を擬せられ居る梵施王がその通り夢に見たところは、「垂仁紀」に天皇狭穂姫皇后の膝を枕に寝ね小蛇御頸に繞うと夢みたまいし段に似、長摩納が王を殺さんとして果さなんだところは、『吉野拾遺』、宇野熊王が楠正儀を討ち果せなんだ話に類す。而して猴が他の諸猴の真似して偸んだ珠を佩び現われたところは上述赤帽の行商人の譚に近い。
ペッチグリューまた曰く、猴は人真似に止まらず、また究察力を有す。ある褐色カプシン猴はよく竈箒の柄を捻じ入れまた捻じ戻した。最初柄の孔に合わぬ端を孔に当て正しく捻じ廻したがはいらぬを見て、他の端に振り替え孔に当て正しく捻じ初めた。