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Japanische Klassiker mit Furigana

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オチフルイかいじゅうろうてがらばなし

十二神貝十郎手柄話

国枝 史郎

Lesen Sie 十二神貝十郎手柄話 (オチフルイかいじゅうろうてがらばなし) von 国枝 史郎 (くにえだしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 127.035 Zeichen · 254 Bildschirme

Aozora Bunko

しかし、いくら探してもジョンの姿は見付からなかった。で、人達は絶望してまた一所へ集まった。

ジョン少年はどこへ行ったのであろう?

ゴルドン大佐はバタチカンを捉らえ、いろいろのことを訊いて見た。

「実は俺達は土人軍を追って、島を縦横に駈け廻ったところ、不意に一時にその土人達が姿を隠してしまったのだ。まるで地の中へ吸い込まれたようにな。……この島には地下へ通う抜け穴のようなものがあるのではないかな?」

「はい、抜け穴がございます」

「おおあるか! どこにあるな?」

「しかも三つございます」

「おお、そうか、教えてくれ」

「一つは社殿にございます」

「ナニ、社殿? 社殿のどこに?」

「はい床下にございます」

「それは少しも気が附かなかった」

「それからもう一つは林の奥の窟の中にございます。しかしここからは、容易のことでは地下の世界へは行けません。迷路が作られてありますので」

「で、もう一つはどこにあるな?」

「はいこの島の裏海岸の荒野の中にございます」

「さてはそこから逃げ込んだものと見える」

「恐らくさようでございましょう」

「地下の世界とはどんな世界かな?」

「恐ろしい所でございます。