Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
なんぽうものがたり
南方物語
小川 未明
Lesen Sie 南方物語 (なんぽうものがたり) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 5.065 Zeichen · 11 Bildschirme
」
「かわせみさん、そこが、私の用心深いところなんですよ。だれもすぐあなのまわりに、私たちの好きな食物があると思うでしょう。私が、それを捕らないのは、巣のあり場をかくすためです。こういう秘密も、仲のいいあなたにだけお教えするのですよ。」と、つばめは、さも、じまんそうにいいました。そして、立ち去ったのであります。
あなにいた子つばめは、母つばめの後をしたいました。もう、目はあいていたから、チイ、チイと鳴いて、あなの入り口まではい出て、お母さんの許しなしに、赤いほおを出して外の世界をのぞいたのです。
きらきらとした、美しい水が、目の下にあふれていました。そして、すぐあなの前へ差し出た青い葉のついている枝に、自分たちの好きな、いつも母親が、どこか遠方から持ってきてくれるのと同じい毛虫が、うようよとして動いているのを見ました。
「これは、どうしたというのだろう? お母さんはこれを知らないのか?」
子つばめたちは、首をのばして、あらそってそれをとろうとしました。そして、つぎの瞬間に、みんな湖水の中に落ちておぼれてしまいました。
親つばめは、まだそれを知りませんでした。