Japanische Klassiker mit Furigana
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げんしりょくのかんり
原子力の管理
仁科 芳雄
Lesen Sie 原子力の管理 (げんしりょくのかんり) von 仁科 芳雄 (にしなよしお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 8.268 Zeichen · 17 Bildschirme
これに対する防禦法として、電波その他の光線を用いて未然に爆破することはどうかという事であるが、そんなことは現在は不可能であり、近き将来に於ても出来るとは考えられない。
従ってこんな発達した原子爆弾を一万個も準備し、且つこれを目的地に運搬する艦船を持って居りさえすれば、その国は、動機の正否は別として、戦を始めれば開戦後極めて短い時日の間に相手国の都市を全滅せしめることは、夢でなくして現実にできる問題である。勿論こんな原子爆弾を一個でも造るという事が大きな技術力、経済力を必要とする事であって従って一万個をも作るという事は、今日可能であるかどうか自分は知らない。然し原子爆弾の製作に成功したアメリカでは今日は知らず、将来は不可能なことではないであろう。
アメリカ以外の国はどうであろうか。今日原子爆弾の原理は各国共熟知の問題である。従ってウランその他の原料と、技術力、経済力さえ充分であれば、何処でも原子爆弾は製作せられる。只藉すに時日を以てしなければならぬ。新聞紙の報道によれば、独逸の原子爆弾の研究もその原理の探究に於てはアメリカと大差なく、一九四二年に一応の結論に到達したのであるが、それを実際に爆弾とすることは技術、経済の面に於て無力であった為めにできなかったというのである。