Japanische Klassiker mit Furigana
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きょうふのきせつ
叢書名著の復興1 恐怖の季節
三好 十郎
Lesen Sie 叢書名著の復興1 恐怖の季節 (きょうふのきせつ) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 257.544 Zeichen · 508 Bildschirme
(と自分は草鞋を締直し、刀の下緒をはずし、たすきにしかける)
長五 それで、兄きは、また……?
仙太 知れた事だ。蔭ながら一揆の後立をしてやるのだ。(と茶店の内外を出入りして棒切れでもないかと捜す)
長五 そいつは面白え! (とこれも捜しまわる)
(その間に花道より急ぎ足に出てくる佐貫の半助及び子分三人。半助は十手を腰に差し、四人とも結束した出入り仕度で向う鉢巻。……七三)
子分一 親方、昨日植木を出た別手の奴等が利根を渡らねえでこの道をとって宿に入ったというが。
子分二 これまであわねえというのは変な話だ。
子分三 それじゃ向うで道を変えたかな。
半助 じゃあるめえよ、俺達の方が先手になったのだ。どうせこの宿に入って来るのだ。まあいいや。
子分一 早く出っくわしてえものだ。
半助 それがいけねえ。今日の出場はただの出入りじゃねえ。元来なれば利根を渡って縄張り違えなこの辺の百姓一揆なんどに引張出されるのは少し筋の違った話だが、水戸の天狗があばれ出すのなんのと噂のあるご時世だ、八州様お声がかりとあって、代官お手代役浜野様のいいつけで弥造の方から話がありゃ、まさかに懐手して佐貫の方から眺めてもおれねえ。