Japanische Klassiker mit Furigana
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きょうふのきせつ
叢書名著の復興1 恐怖の季節
三好 十郎
Lesen Sie 叢書名著の復興1 恐怖の季節 (きょうふのきせつ) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 257.544 Zeichen · 508 Bildschirme
どっちせ、私の役目はこれで済んだ。……仙さん。
(間)
仙太 ……親方が何とかいったなあ、俺に……。
お蔦 デク人形がどうとかして、とか何とか、何のことだか。
仙太 フン……。(ゴロリと畳の上に仰向けに寝てしまって、マジマジ天井を見る)
お蔦 寝てしまっちゃ、しようがありはしないよ、仙さん! 早くフケないじゃ、こいだけのことをしといてさ。……いまに鷲尾の何とやらがやって来たらどうするんだえ? ねえお前さん。……(仙太返事をせぬ)……もう一月の余も、お前さん達のために、手引をしたり駆け歩いたり、私もよっぽど酔狂な、今夜なぞも、この外あっちへ行ったりこっちへ廻ったりして見張っている間、あたしゃきもが縮んだわな。……何が何だか女なんぞにゃ理屈もヘチマも解りゃしないけど、お前のためだと思えばこそ、こんな真似もするが、これっきりでふるふるご免。……寝込んでしまっちゃ、いけないよ。……そんなに人を殺せばとて、世間がどうこうとなるじゃなしさ。第一、お前さんだとて、井上さんからヤイヤイいわれながら、そんなに気は進んじゃいなかったもの……。
仙太 いうか!
お蔦 ……いうなといえばいやあしない。