Japanische Klassiker mit Furigana
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ことうじのかち
古陶磁の価値
北大路 魯山人
Lesen Sie 古陶磁の価値 (ことうじのかち) von 北大路 魯山人 (きたおおじろさんじん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 9.187 Zeichen · 18 Bildschirme
徳川時代になって物徂徠、あるいは良寛禅師とか、それからもっともよい字を書いたのは大徳寺の高僧たちであります。こういうようなよい字は中国には見られない、中国の字というのはそれは体裁ばかりがよいのであります。技巧的でありまして、形がよく、書にもし約束というものがありと致しますれば、その書の約束通りに行き届いた書が書けている。故にまあ知らないというのは失礼ですが、知らない人間から見た時に中国の書が大変立派に見えるが、知る者からは内容価値がちっともない。ちょうど立派な風采だけをつけたようなもので、容貌風采、出立がよいのであります。その出立に日本人は眩惑されております。それでありますから内容を見ない人間から見ますと非常によく見えるのであります。例えば羽織袴で立派な風采をしている人があっても、それが必ずしも立派な人間でない場合があります。中国の書はインチキではありませぬが、大体容貌風采がよいだけであります。内容価値が少ない、書の尊いということはやはり美術的人格価値が尊いのでありまして、よい書になればなるほど美術的人格価値があるのであります。絵におきましてもいうまでもない。