Japanische Klassiker mit Furigana
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ことうじのかち
古陶磁の価値
北大路 魯山人
Lesen Sie 古陶磁の価値 (ことうじのかち) von 北大路 魯山人 (きたおおじろさんじん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 9.187 Zeichen · 18 Bildschirme
美術以外になんにもありませぬ。そういうふうに陶磁も美術価値があるのであります。それが故に他の美術品と比較いたしまして、美術価値上比較的に考えます時に五万とか、十万とか、三十万とかいう相場がおのずからつくのだと私は考えております。同じ茶碗でありましても一円のもあります。五十銭のもあります。それから現今生まれておりますところの茶碗では十銭位からでもありましょう。それから高いのになりますと二十円とか、三十円とかいうのもあります。なぜそんなに違うのか、それは今のもので考えます時には、いろいろなやはり都合がありましたり、作者とか、販売者とかの策動がありましたり、いろいろのかけ引きがありまして一円のものが二十円になり、三十円になりしているようなこともありますが、古いものでは遠い昔のことでありますから篩にかかって公平な値段がつけられておる。そこで大体において古い物は間違いのない相場がついているようであります。それはなにによって相場がついているかというと、やはり今申し上げたように美術上の価値、美術的にそれだけの価値があるということ、そこで美術と申しますと、この頃は工芸美術とかいうような言葉が盛んに流布されておりますが、また一面には純正美術という言葉もありますが、純正美術と工芸美術とどう一体違うかといいますと、これは簡単