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Japanische Klassiker mit Furigana

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うもんとりものちょう

右門捕物帖(二)

佐々木 味津三

Lesen Sie 右門捕物帖(二) (うもんとりものちょう) von 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 221.941 Zeichen · 435 Bildschirme

Aozora Bunko

では、そろそろ出かけるかな」

「じゃ、駕籠ですね」

「いいや、いらねえよ」

「だって、敬公、急がねえとゴネってしまうかもしれませんぜ」

「おれがこうとにらんでのさしずじゃねえか。命までもとるんだったら、ゆうべ日本橋で出会ったときに、もう殺されていらあ。わざわざ手数をかけてさらっていったところを見ると、どっか穴倉にでもほうり込まれているにちげえねえよ。でも、おめえは少し遠道しなくちゃならねえからな、一丁だけ駕籠を雇って、すぐ黒門町のほうを洗ってきなよ。おれあ、本石町のほうで待っているからな。ぬからずに洗っておいでよ」

命じておくと、ひと足先に伝六を駕籠で送り出しておきながら、右門は結城袷の渋好みづくりに、細身の蝋色鞘をおとし差しにして、ゆうぜんと本石町へやって参りました。

二軒も騒がしたうえに、あまつさえ盗み取られたものが変わった品でしたから、本石町まで行ってみると、もうよりよりそのうわさばかりで、一軒はつくだに屋の主人、一軒は紙問屋の主人がその被害者であったことがわかりましたものでしたから、右門はさっそくに見つかった紙問屋のほうへやって行くと、つくだに屋の主人をそこへ呼び招いて、例のごとくに右門流吟味方法の憲法にもとづき、すぐにまず被害者両名の身がら素姓を先に洗いたてました。