Japanische Klassiker mit Furigana
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(二)
佐々木 味津三
Lesen Sie 右門捕物帖(二) (うもんとりものちょう) von 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 221.941 Zeichen · 435 Bildschirme
身のたけは抜群――といいたいが、反対にごくごくの抜小で、ものさしを当ててみたらせいぜいまず四尺八寸か九寸ぐらい。それだのに、これがひねこびれてでもいるかと思うと案外にのっぺりとなまっちろくて、物にたとえていったならば、ご禁裏仕えの高貴なお公卿さまを小さく縮める器械へかけて一回り小造りに造り直したといったような、変にのどかな感じの人物でしたから、どういう素姓の男が何用あって来たのか、ことごとく右門が不審に思っていると、伝六がひとりではしゃぎながら、ひとりで心得顔に、事の子細を説明いたしました。
「人間てがらを重ねておくと、こういう堀り出し者が、ひとりでに向こうから集まってくるんだから、ありがたいこっちゃござんせんか。実は今、こちらに晩のおしたくにやって来ようとすると、ひょっくりこの珍客があまくだってめえりましてね、きょうから右門のだんなの手下になることに話が決まったから、だんなに引き合わせろとこう申しましたんで、さっそくお目見えにつれてまいりましたが、すばらしい珍品じゃござんせんか。どうです! 御意に召しませんか」
「不意に妙なことをいうが、いったいだれが手下にしてやると申した」