Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
うもんとりものちょう
右門捕物帖(二)
佐々木 味津三
Lesen Sie 右門捕物帖(二) (うもんとりものちょう) von 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 221.941 Zeichen · 435 Bildschirme
「野郎ッ。ふざけたまねすんねえ! 昼間だっても、おれの目は見えるんだぞッ」
いうや、するするとその手から得意の蛇がらみが投げ出されたかと見えましたが、いまし、名人の胸板めがけて窮鼠の一箭が切って放たれようとしたそのときおそくこのとき早く、実に名技、弓矢もろともぱッとからめ取ってしまいましたので、あとはもう名人の草香流でした。
「みろ! 痛いめに会わなくちゃならねえんだッ。他言をはばかる吟味だから、へやへ帰れッ」
手もなく引っ立てられて、烱々とにらみすえられましたものでしたから、宗助も今はどろを吐くよりしかたがなくなりました。
「恐れ入ってござります。いかにも、てまえが先ほどおやじの家へ化けてまいりまして、千両ゆすり取りましてござりますゆえ、お手やわらかにおさばき願います」
「バカ者ッ。そんなこまけえ科をきいているんじゃねえんだ。なんのために、恐れ多くも品川宿で、あんなだいそれたまねしやがったんだッ。手間を取らせずと、すっぱり吐いちまえッ」
「…………」
「このおれを前にして、強情張ってみようというのかい! せっかくだが、ちっと看板が違うよ。早変わりを売り物にするくれえのおまえじゃねえか。