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Japanische Klassiker mit Furigana

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よしわらしんわ

吉原新話

泉 鏡花

Lesen Sie 吉原新話 (よしわらしんわ) von 泉 鏡花 (いずみきょうか) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 37.157 Zeichen · 75 Bildschirme

Aozora Bunko

いや、お前も、可恐ながる事は無い。……

もう、そこまでになると、さすがにものの分った姉さんたちだ、お蘭さんもお種さんも、言合わせたように。私にも分った。言出して見ると皆同一。」……

二十一

「茶番さ。」

「まあ!」

「誰か趣向をしたんだね、……もっとも、昨夜の会は、最初から百物語に、白装束や打散らし髪で人を怯かすのは大人気無い、素にしよう。――それで、電燈だって消さないつもりでいたんだから。

けれども、その、しないという約束の裏を行くのも趣向だろう。集った中にや、随分娑婆気なのも少くない。きっと誰かが言合わせて、人を頼んだか、それとも自から化けたか、暗い中から密と摺抜ける事は出来たんだ。……夜は更けたし、潮時を見計らって、……確にそれに相違無い。

トそういう自分が、事に因ると、茶番の合棒、発頭人と思われているかも知れん。先刻入ったという怪しい婆々が、今現に二階に居て、傍でもその姿を見たものがあるとすれば……似たようなものの事を私が話したんだから。

(誰かの悪戯です。)

(きっとそう、)

と婦人だちも納得した。たちまち雲霧が晴れたように、心持もさっぱりしたろう、急に眠気が除れたような気がした、勇気は一倍。