Japanische Klassiker mit Furigana
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めいじんちょうじ
名人長二
三遊亭 円朝
Lesen Sie 名人長二 (めいじんちょうじ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 67.631 Zeichen · 134 Bildschirme
事ゆえ、吟味の手懸りがないので、深く心痛いたされまして、漸々に幸兵衛が龜甲屋お柳方へ入夫になる時、下谷稲荷町の美濃屋茂二作と其の女房お由が媒妁同様に周旋をしたということを聞出しましたから、早速お差紙をつけて、右の夫婦を呼出して白洲を開かれました。
奉行「下谷稲荷町徳平店茂二作、並に妻由、其の他名主、代組合の者残らず出ましたか」
町役「一同差添いましてござります」
奉「茂二作夫婦の者は長年龜甲屋方へ出入をいたし、柳に再縁を勧め、其の方共が媒妁をいたして、幸兵衛と申す者を入夫にいたせし由じゃが、左様か」
茂「へい左様でございます」
由「それも私共が好んで致したのではございません、拠なく頼まれましたので」
奉「如何なる縁をもって其の方共は龜甲屋へ出入をいたしたのか」
茂「それはあの龜甲屋の先の旦那半右衛門様が、御公儀の仕立物御用を勤めました縁で、私共も仕立職の方で出入をいたしましたので、へい」
奉「何歳の時から出入いたしたか」
茂「二十六歳の時から」
奉「当年何歳に相成る」
茂「五十五歳で」
奉「由は龜甲屋に奉公をいたせし趣じゃが、何歳の時奉公にまいった」