Japanische Klassiker mit Furigana
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めいじんちょうじ
名人長二
三遊亭 円朝
Lesen Sie 名人長二 (めいじんちょうじ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 67.631 Zeichen · 134 Bildschirme
「はい玄石でござるて」
と頭巾を取って此方を覗込みました。
由「おや/\岩村さんで、お久しぶりでございますこと」
玄「誠に意外な御無音をいたしたので、併し毎も御壮健で」
と拇指を出して、
玄「御在宿かな」
というは正しく合力を頼みに来たものと察しましたから、
由「はい、今日は生憎留守で、マアお上んなさいな」
と口には申しましても、玄石が腰を掛けて居る上り端へ、べったりと大きなお尻を据えて居りますから、玄石が上りたくも上ることが出来ません。
玄「へい何方へお出でゞす、もう程のう御帰宅でしょう」
由「いゝえ此の頃親類が災難に遭って、心配中で、もう少し先刻其の方へ出かけましたので、私も是れから出かけようと、此の通り今着物を着替えたところで、まことに生憎な事でした、お宿が分って居りますれば明日にも伺わせましょう」
玄「はい、宿と申して別に……実に御承知の通り先年郷里へ隠遁をいたした処、兵粮方の親族に死なれ、それから已を得ず再び玄関を開くと、祝融の神に憎まれて全焼と相成ったじゃ、それからというものは為る事なす事の嘴、所詮田舎では行かんと見切って出府いたしたのじゃが、別に目的もないによって、先ず身の上を御依頼申す