Japanische Klassiker mit Furigana
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めいじんちょうじ
名人長二
三遊亭 円朝
Lesen Sie 名人長二 (めいじんちょうじ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 67.631 Zeichen · 134 Bildschirme
ないで、現在実子と知りながら旧悪を隠して、人を懐けようとする心底は面白くないから、今度来たなら此方から名告りかけて白状させてやろうと待もうけて居るとは知らず、幸兵衛は女房お柳と何れかへ遊山にまいった帰りがけと見えて、供も連れず、十一月九日の夕方長二の宅へ立寄りました。丁度兼松は深川六間堀に居る伯母の病気見舞に行き、雇婆さんは自分の用達に出て居りませんから、長二は幸兵衛夫婦を表に立たせて置いて、其の辺に取散してあるものを片付け、急いで行灯を点して夫婦を通しました。
幸「夕方だが、丁度前を通るから尋ねたのだ、もう構いなさんな」
長「へい、誠にお久しぶりで、なに今皆な他へまいって一人ですから、誠にどうも」
と番茶を注いで出しながら、
長「いつぞやは種々御馳走を戴きまして、それから此来体が悪いので、碌に仕事をいたしませんから、棚も木取ったばかりで未だ掛りません」
幸「今日は其の催促じゃアないよ、彼の時ぎりでお目にかゝらないから、妻が心配して」
とお柳の顔を見ると、お柳は長二の顔を見まして、
柳「いつぞやは生憎持病が発って失礼をしましたから、今日はそのお詫かた/″\」