Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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めいじんちょうじ

名人長二

三遊亭 円朝

Lesen Sie 名人長二 (めいじんちょうじ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 67.631 Zeichen · 134 Bildschirme

Aozora Bunko

所へ、大の男がいきなりヌッとあらわれましたので、幸兵衞はぎょっとして遁げようと思いましたが、女を連れて居りますから、度胸を据えてお柳を擁いながら、二足三足後退して、

幸「誰だ、何をするんだ」

長「誰でもございません長二です」

幸「ムヽ長二だ……長二、手前何しに来たんだ」

長「何しに来たとはお情ねえ……私は九月の廿八日、背中の傷を見せた時、棄てられたお母さんだと察したが、奉公人の前があるから黙って帰って、三月越しお前さん方の身上を聞糺して、確に相違無えと思うところへ、お二人で尋ねて来てくだすったのは、親子の名告をしてくんなさるのかと思ったら、そうで無えから我慢が出来ず、私の方から云出したのが気に触ったのか、但しは無慈悲を通す気か、気違だの騙りだのと人に悪名を付けて帰って行くような酷い親達から、金なんぞ貰う因縁が無えから、先刻の五十両を返そうと捷径をして此処に待受け、おもわず聞いた今の話、もう隠す事ア出来ねえだろう、お母さん、何うかお前さんに云い難い事があるかア知りませんが、決して他には云わねえから、お前を産んだお母だといってくだせい……お願いです……また旦那は私の本当のお父さんか、それとも義理のお父さんか聞かしてくだせい」