Japanische Klassiker mit Furigana
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めいじんちょうじ
名人長二
三遊亭 円朝
Lesen Sie 名人長二 (めいじんちょうじ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 67.631 Zeichen · 134 Bildschirme
物の箱書は毎でも其の表に住居いたす相撲の行司で、相撲膏を売る式守伊之助に頼んで書いて貰う事でありますから、伊之助に委細のことを話して右の願書を認めて貰い、家主同道で恒太郎が奉行所へお慈悲願に出ました。今日は龜甲屋幸兵衛夫婦殺害一件の本調というので、関係人一同町役人家主五人組差添で、奉行所の腰掛茶屋に待って居ります。やがて例の通り呼込になって一同白洲に入り、溜と申す所に控えます。奉行の座の左右には継肩衣をつけた目安方公用人が控え、縁前のつくばいと申す所には、羽織なしで袴を穿いた見習同心が二人控えて居りまして、目安方が呼出すに従って、一同が溜から出て白洲へ列びきると、腰縄で長二が引出され、中央へ坐らせられると、間もなくシイーという制止の声と共に、刀持のお小姓が随いて、奉行が出座になりました。
二十七
白洲をずうッと見渡されますと、目安方が朗かに訴状を読上げる、奉行はこれを篤と聞き了りまして、
奉「浅草鳥越片町幸兵衛手代萬助、本所元町與兵衛店恒太郎、訴訟人長二郎並びに家主源八、其の外名主代組合の者残らず出ましたか」
町「一同附添いましてござります」