Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

めいしほうもんき

名士訪問記

海野 十三

Lesen Sie 名士訪問記 (めいしほうもんき) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 1.421 Zeichen · 3 Bildschirme

Aozora Bunko

しかし会社は、高い給料を払っているこの発明者をして、特許明細書の原稿や図面を書かせるため貴重な時間を浪費させなくてすむから、たいへん利益です。とにかくうちは高いですよ。」

「高い高いなどと自分でいっていては、お客さまが来なくなりますよ。大いに勉強しますといった方がいいでしょうに。」

「勉強の方は、料金以外の方面でやるからいいではありませんか。とにかく電気特許のことなら、どちら様よりも自信をもってひきうけます。但し私としてはあまり仕事を持ちこまれない方がいい。」

いや、たいへんな弁理士もあったものである。なるべく仕事は少い方がいいという。これでは折角の佐野電気特許事務所も気の毒ながら間もなく門前雀羅と相成るであろう。だがまた考え直してみると、この気の小さな男があのようなことをいうについては、なにか深く掴んでいる真理があるのかもしれない。話をしているうちに、だんだんこわくなったので、この辺が引揚の潮時だと、椅子から尻をあげた。どうやら、僕の敗退の巻らしい。