Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

かりょうきこう

嘉陵紀行

木暮 理太郎

Lesen Sie 嘉陵紀行 (かりょうきこう) von 木暮 理太郎 (こぐれりたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.274 Zeichen · 5 Bildschirme

Aozora Bunko

)玉川向山も間近くみわたされて、かたわらの民戸に腰かけてこゝの風景をうつす。

という記事がある。これだけ読んでも如何に山が好きであったかが推量されるが、更に驚嘆す可きは、中仙道の桶川までわざわざ浅間山を見に出懸けた事で、其紀行の冒頭には斯う書いてある。

中山道上尾のあたりより、秋冬の際空晴れば、浅間の岳みゆると、過し年伊納沢吉がいひしに、いつぞは行ても見まほしく思ひしかど、仕る道のいとまなみ、今日あすともだし侍りける。今年は神無月たちぬれど、まだしぐれの雨も間遠にて、朝夕もさまで寒からねば、とみにおもひたちて寅の一点許宿を出て、火ともして行。

其熱心には全く恐れ入るの外はない。而も上尾では見えなかったので、更に桶川まで行って日光赤城榛名妙義などを眺め、夢のように淡い山を見て、百姓に教えられて夫が浅間山であることを知った。

北の空を見渡せば、いくへの遠の雲ゐにそれかあらぬか、まゆすみのごとあは/\と見ゆる山あり、それかとおもふ物から人にとふべきよすかもなし。遥かのをちに畑うつをのこの立てるを見つけたれば

いとまなみ畑にたつをも心あらは

浅間かたけをさしてをしへよ