Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
そうせきしとわたし
回想 子規・漱石
高浜 虚子
Lesen Sie 回想 子規・漱石 (そうせきしとわたし) von 高浜 虚子 (たかはまきょし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 115.187 Zeichen · 231 Bildschirme
稲妻の砕けて青し海の上
明治三十四年四月発行の『ホトトギス』誌上に、また氏の手紙が載って居る。
女皇の葬式は「ハイド」公園にて見物致候。立派なものに候。
白金に黄金に柩寒からず
屋根の上などに見物人が沢山居候。妙ですな。
凩の下にゐろとも吹かぬなり
棺の来る時は流石に静粛なり。
凩や吹き静まつて喪の車
熊の皮の帽を戴くは何という兵隊にや。
熊の皮の頭布ゆゝしき警護かな
もう英国もいやになり候。
吾妹子を夢みる春の夜となりぬ
当地の芝居は中々立派に候。
満堂の閻浮檀金や宵の春
或詩人の作を読で非常に嬉しかりし時。
見付たる菫の花や夕明り
それから明治三十四年五月、六月と引き続いて『ホトトギス』紙上には「倫敦消息」と題した長文の手紙が載って居る。これは三度に渉って氏から寄越した手紙であって、病床の子規居士を慰問の意味で、倫敦に於ける氏の生活状態を詳細に記述して来たものであった。洋行がして見たいという希望は当時の若い人の頭には一般にあった。この頃のように洋行ということが容易でなかったことと、今一つは日本の文化に現在ほど自信がなかったので、どうかして一度は洋行して西洋の文明に接して来たいという希望は現在の人よりも強かった。