Japanische Klassiker mit Furigana
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ちきゅうようさい
地球要塞
海野 十三
Lesen Sie 地球要塞 (ちきゅうようさい) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 71.834 Zeichen · 144 Bildschirme
「なるほど。その黒幕の主こそ、正しくわれわれの大敵でありますな」
ここに至って、私はようやく、鬼塚元帥のいうことに理解がいったのであった。
ああ、とつぜん確認された意外な大敵! そは、一体何者であろうか。汎米連邦のワイベルト大統領か、或いは又、欧弗同盟のビスマーク将軍か、それとも、また別の怪人物であろうか。
「それで、博士、わが外交陣は、これより懸命の活躍をはじめ、戦争の勃発を、極力おさえるつもりであるが、しかし……」
といって、鬼塚元帥は、しばらく目を瞑じ、
「……しかし、それが不成功に終った暁には、われわれは、大東亜共栄圏の自衛上、武器をとって立ち上らなければならないのだ。そして、世界史始まって以来の最大の死闘が、この地球上に展開されるであろう。そのへんの覚悟は、して置いて貰いたい」
「元帥閣下、よく分りました。貴官のお考えでは、戦闘はいつから始まりますか」
「余の予想では、早ければ、あと二十四時間のちだ」
「え、二十四時間のち?」
私は、おどろいた。戦機は、そのように迫っているのであろうか。
「そして私に対する何か新しい御命令がありますか」
「そのことじゃ、黒馬博士」