Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ちきゅうようさい

地球要塞

海野 十三

Lesen Sie 地球要塞 (ちきゅうようさい) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 71.834 Zeichen · 144 Bildschirme

Aozora Bunko

「わしは君と、大いに友好的に、つきあおうと思っているのに、君はわしに危害を加えようとした。磁力砲というのかね、あれは……。クロクロ島の入口に備えつけて、久慈に使わせたのは……」

X大使の声には、深い恨みが籠っていた。――私は、ようやく、一つの光明(?)を掴んだのであった。それは実に私が今、怪人X大使の捕虜になっているという事態を悟り得たことであった。

おそるべきX大使の魔力よ。

怪声張るX大使――白人種結社から派遣されたスパイ?

「あれは正当防衛だ。あなたから、恨まれる筋はないのだ」

X大使だと知って、私は猛然と、敵愾心を盛り起した。

「なんだ。その正当防衛という意味は?」

X大使の声が、問いかえした。

「そうではないか、X大使、断りもなく、わがクロクロ島の内部まで侵入して来るような相手に対しては、吾々は、いかなる手段を用いても、防衛するのだ。当り前のことではないか」

「なあんだ、そんな意味か。ばかばかしい」

と、X大使は、吐き出すようにいって、

「君の方では、あれで、厳重な戸締りをしたつもりなんだろうねえ。人間なんて、自惚ばかりつよくて哀れなものだ」