Japanische Klassiker mit Furigana
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たしんきょう
多神教
泉 鏡花
Lesen Sie 多神教 (たしんきょう) von 泉 鏡花 (いずみきょうか) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 17.787 Zeichen · 36 Bildschirme
のりたもうや、つげたもうや。あやしき神の御声じゃ、のりつけほうほう。(と言うままに、真先に、梟に乗憑られて、目の色あやしく、身ぶるいし、羽搏す。)
――これを見詰めて、禰宜と、仕丁と、もろともに、のり憑かれ、声を上ぐ。――「のりつけほう。――のりつけほうほう、ほう。」
次第に村人ら皆憑らる――「のりつけほうほう。ほうほう。ほうほう」――
神職 言語道断、ただ事でない、一方ならぬ、夥多しい怪異じゃ。したたかな邪気じゃ。何が、おのれ、何が、ほうほう……
(再び太刀を抜き、片手に幣を振り、飛より、煽りかかる人々を激しくなぎ払い打ち払う間、やがて惑乱し次第に昏迷して――ほうほう。――思わず袂をふるい、腰を刎ねて)ほう、ほう、のりつけ、のりつけほう。のりつけほう。〔備考、この時、看客あるいは哄笑すべし。敢て煩わしとせず。〕(恁くして、一人一人、枝々より梟の呼び取る方に、ふわふわとおびき入れらる。)
丁々坊 ははははは。(腹を抱えて笑う。)
媛神 姥、お客を帰そう。あらしが来そうだから。
巫女 御意。
媛神 蘆毛、蘆毛。――(駒、おのずから、健かに、すとすと出づ。――ほうほうのりつけほうほう――と鳴きつつ来る。