Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

たいしかんのしまつきかん

大使館の始末機関

海野 十三

Lesen Sie 大使館の始末機関 (たいしかんのしまつきかん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 9.934 Zeichen · 20 Bildschirme

Aozora Bunko

「どうも、感心できませんや、砒素の入っている合成酒はねえ。口あたりはいいが、呑むと胃袋の内壁に銀鏡で出来て、いつまでももたれていけません」

「ま、真逆ね」

「本当ですよ。気持がわるくなって、庭園を歩いていましたが、ふしぎなことにぶつかりました」

「ふしぎなことって、それは耳よりな、どうしたのかね」

「この庭園には、冬だというのに、蛇が出てくるんですよ」

「ああ一件の……いや、二メートルの蛇か」

「二メートルもありませんでしたが、頤のふくれた猛毒をもった蛇です。トニメレスルス・エレガンスに似ていますが、それよりもすこし長くて九十五センチぐらいありました」

「それはたいへん。君に咬みつかなかったか」

「すこしは咬みついたらしいですが、私は感じがにぶいのでねえ。ですが、脚だの腕だのにきりきり巻きついて歩くのに邪魔をしますので、癪にさわって、補えて来ました。ほらこれです」

金博士は、ぬっと右手をさしだした。その手には、例の蛇が四五匹、ぶらりと下っていた。

「うわッ」

王老師は、おどろいて、椅子に腰かけたまま、うんと呻って目をまわした。

「ああ、老師は蛇はお嫌いでしたか。これは失礼。