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Japanische Klassiker mit Furigana

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たいしかんのしまつきかん

大使館の始末機関

海野 十三

Lesen Sie 大使館の始末機関 (たいしかんのしまつきかん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 9.934 Zeichen · 20 Bildschirme

Aozora Bunko

「この大使館にも、余計な御せっかいをやる奴が居ると見える。これだから、旅に出ると、一刻も気が許せないて」

そういいながらも、博士は別に愕いた様子でもなく、豆戦車からのっそりと外に出た。それからまた、もう一度豆戦車の中をのぞきこむようにして、押釦の一つをぷつんと押した。すると、がちゃがちゃと金属の擦れ合う賑かな音がしたかと思うと、その豆戦車はばらばらになり、やがてそのこまごました部分品や鋼鉄がひとりでに集ってきて、三つのトランクと変ってしまった。重宝な機械もあったものである。

博士は、そのトランクを、部屋の隅に重ねて積み上げた。

それから、もみ手をしながら、扉を開けて、階下へ下りていった。

博士はずんずん食堂へ入っていった。

「おい、飯を喰わしてくれんか」

食堂の衝立の蔭から、瞳の青い、体の大きい給仕がとびだしてきたが、博士を見ると、直立不動の姿勢をとって、

「あ、王水険先生のお客さまでいらっしゃいましたね。では、只今仕度をいたしますから、しばらくお待ちを……」

といって、周章てて衝立のかげに引込んだ。

金博士は、ぶうと鼻を鳴らして、窓ぎわに出た。広い庭園は、今は黄いろくなった芝生で蔽われ、ところどころに亭みたいなものがあるかと思うと、それに並んでタンクのようなものがあったり、なにか曰くのありそうな庭園であっ