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Japanische Klassiker mit Furigana

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だいこんとダイヤモンドのはなし

大根とダイヤモンドの話

小川 未明

Lesen Sie 大根とダイヤモンドの話 (だいこんとダイヤモンドのはなし) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 3.929 Zeichen · 8 Bildschirme

Aozora Bunko

」と、百姓は、自分の胸の中をすっかりいいつくし得ないで、かまちに頭をすりつけていました。そして、しまいに、その紙に包んだのを押しいただいて、台所口を出ていったのであります。

百姓の去った後で、地主は、足もとの大根を見下ろしていました。

「あいつは自慢していたが、こんな大根がいくらするもんだ。町へいって買ったって、知れている。」と、地主はつぶやきました。

ちょうど、そこへ、町から、かねてあいそのいい植木屋が、山にいって、帰った土産だといって、しゃくなげを持ってきました。

「だんなさま、つくか、つかないかしれませんが、これをあの石どうろうの下の岩蔭に植えておいてください。」といいました。

地主は、どんなに喜んだでしょう。

植木屋は、庭さきに出て、持ってきたしゃくなげを植えました。そして縁側に腰をかけて茶を飲みながら地主と調子よく、いろいろの話をいたしました。

「だんなさま、不思議なこともあるもんです。それは、とうてい人間のゆけるようなところでありません。嶮岨な山、また山の奥で、しかも谷の向こう側です。大きな岩がありまして、その岩の頭が、日が射すと五色の火のように光るのです。