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Japanische Klassiker mit Furigana

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たいくうまかん

大空魔艦

海野 十三

Lesen Sie 大空魔艦 (たいくうまかん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 31.098 Zeichen · 63 Bildschirme

Aozora Bunko

そのときの愕きくらい、丁坊にとって大きい愕きは外になかった。

「うわーっ、飛行機にのっているのだ」

しかしその愕きは、まだまだ小さかった。彼の目がひょいと向うの方にうつると、

「ああっ、――」

と、愕きのあまり息がとまるように思った。

なんであろう、あれでも飛行機なのであろうか。まるで要塞に羽根が生えてとんでいるようだ。

それが世にもおそろしい空魔艦とは知らず、丁坊は小窓にかじりつくようにして、向うを飛ぶその空魔艦の姿に見入った。

空中戦のはて

いつの間にさらわれてしまったのか、丁坊が気のついたときは飛行機のなかの寝台にねていたのだ。ところがその飛行機も、ただの飛行機ではなかった。

空魔艦とよばれる世界一のおそろしい飛行機であった。まるでお城に翼をはやしたような、ものすごいかっこうをしている空魔艦であった。

大砲や機関銃やらが、いくつあるのかちょっと見たくらいでは、数がわからないというたいへんな攻撃力をもっていた。

その空魔艦のおそろしい姿を、丁坊は窓のそとに見た。そこをとんでいるのだった。丁坊ののっている飛行機も、やはり空魔艦であった。つまり二台編隊で、ゆうゆうと空をとんでいるのである。