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Japanische Klassiker mit Furigana

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たいくうまかん

大空魔艦

海野 十三

Lesen Sie 大空魔艦 (たいくうまかん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 31.098 Zeichen · 63 Bildschirme

Aozora Bunko

よく見ると、人間らしい。

空魔艦はエンジンの爆音もたからかに、どしんと氷上についた。

どこかでブーブーと、サイレンがなりひびいている。

長い滑走をしたあげく、やがて空魔艦の停ったところは、小山のような氷山の前であった。

チンセイはあわてて部屋をとびだしていった。

丁坊は、窓のところに顔を出して、ものめずらしげに、あたりの氷山風景をながめまわした。

よくみると氷山の下がくりぬいてあって、大きな穴ができている。その穴が格納庫になっているらしく、空魔艦と同じ形の飛行機がおさまっている。穴の中からは、毛皮をきた人間が、ぞろぞろ出て来て、こっちへかけつけてくる。どうやらここは飛行港らしい。

どうなることかと、丁坊は片唾をのんで窓の外の、人のゆききをながめている。

するとそのとき、少年のうしろの扉があらあらしく開いた。

はっとうしろをふりかえると、防毒面に防毒衣をつけた人相のわからない者が、二人ばかり入ってきた。

なにか分らぬ言葉で叫ぶと一人が逞しい両腕をのばして、丁坊をむずとつかまえた。

「な、なにをするんだ」

丁坊は、力のかぎりはねまわった。が、とても大人の力に及ばない。