Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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だいぼさつとうげ

大菩薩峠

中里 介山

Lesen Sie 大菩薩峠 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.272 Zeichen · 313 Bildschirme

Aozora Bunko

と教えました。

漢字にしてみれば「大切 所作事」――それが連れの壮士にはわからなかったらしい。そこで勇仙が訓で読むことを教えたが、壮士には呑込めたような、呑込めないような面持。一方、宇治山田の米友は、これもうけ取れたような、うけ取れないような顔をして、頬杖をつきながら舞台の幕を見詰めている。

道庵先生は相変らず御機嫌よく、チビリチビリとやっている。

さて第三幕目。

いよいよ岩見重太郎の仇討。天の橋立千人斬り。

敵の広瀬、大川、成瀬の三人を助くる中村式部少輔の家来二千五百人――それを向うに廻して岩見重太郎一人、鬼神の働きをする――ところへ重太郎を助けんがために、天下の豪傑、後藤又兵衛と塙団右衛門とが乗込んで来る。

敵は二千五百人――こちらは重太郎を主として後藤、塙の助太刀、都合三人。

猛虎の群羊を駆るが如き勢い。

天地晦冥して雷電轟き風雨怒る。

岩は千断れ書割は裂ける。

飾りつけの松の木はヘシ折れる。

岩見重太郎は当るを幸いに撫斬りをする。

最初の幕から、重太郎の太刀風に倒れた人の数を丹念に数えていた見物の一人が、あるところに至って算盤を投げてしまう。