Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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だいぼさつとうげ

大菩薩峠

中里 介山

Lesen Sie 大菩薩峠 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.272 Zeichen · 313 Bildschirme

Aozora Bunko

だが、こういう氏神はまかり間違えば頭の鉢を割られる。そこでお前……そのまかり間違った時は骨を拾ってくんなよ。どれ、水杯を一つやらかして……」

道庵は一杯グッと飲んでからに、袴の塵を打払って、

「御免よ」

といって人立ちを分けて舞台の方へ進み出しましたから、米友もじっとしてはおられず、それにつづいて舞台へと進みました。

舞台の上は前の如く、仏頂寺がしきりに弁慶の身の皮を剥いでいる。仏頂寺の心では、この奴等を痛めて片輪にしてやるまでのこともなかろう、ただ後来の見せしめに、裸にしてやろうという料簡だけらしい。だから芝居の方では、幕内の非戦闘員が総出で謝罪っているのを仏頂寺は聞き流して、しきりに身の皮を剥いでいるが、本来、懲らしめのつもりだから、なるべく長い時間をかけて、兜巾から下着まで、いちいち剥ぎ取ってしまおうとするまでで、彼等の謝罪を空念仏に聞いている。

しかし、芝居の方面ではそうは考えず、この上どんな憂目を見せられるのか、一刻も早く手を緩めてもらわなければならぬ。そこで言葉を尽して、いよいよ平身低頭をつづけていると、

「くどい!」

仏頂寺が眼を怒らして怒鳴りつけたので、二人の壮士も、